ついに始まる“裁判員制度” [5.15.fri.]
いよいよ5月21日から、司法制度の大変革といえる「裁判員制度」が始まります。
一般市民にとっては、三権分立のうち司法権が、とくに近寄りがたいものがあります。
裁判所・司法という巨大な城壁のようなものでしょう。
私は、当初2-3冊の本を読んだだけで、「裁判員制度」に賛成でした。
それは、市民(国民)参加という画期的な第一歩だと感じたからでした。
ところが、弁護士の馬場亨先生を中心とする会合“青葉フォーラム”で、賛成論をのべたところ
大反撃にあいました。
強力な反駁は、もちろん馬場先生です。
議論に達する前に、私論はギブアップしてしまったのです。
私も、馬場説に同調し裁判員制度反対論に寝返ることにしました。
優柔不断にして付和雷同の久保クンです。
ただ、私が言いたかったことは
アメリカの陪審員制度・ドイツの参審制度のように、『司法・裁判に市民・国民が直接参加できることがいい』 との判断からです。
プロの裁判官を信頼していても、『御殿場事件』 ・『志布志事件』のように、ひどい冤罪事件が今日的に起きています。
警察=検察=裁判官の一衣帯水の連鎖構造です。
閉鎖性・秘密裏・独占体制という日本の裁判のドアが、「少し開かれるのかな?」と期待したことが大きな理由です。
甘い考えかもしれません。
欠陥の多い制度ですが、今後良い方向に制度を改善していくことが望まれます。
090515fri.
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