千の風になって~その2 [diary]
「千の風になって」は、絵本も出版されました。
絵画もよく、内容的にも申し分ありません。
今年の5月23日、帰宅途中、丸善で購入した「絵本;千の風になって」(理論社刊)を購入して、少しく心が癒されました。
2001年9月11日『ニューヨーク同時多発テロ』で亡くなったクラークさんの娘ブリッタニーさん(111歳)が、1年後の追悼集会でこの詩を朗読しました。
1995年24歳のイギリス軍兵士ステファン青年がIRA(アイルランド共和軍)テロの犠牲になって逝去した彼の両親への遺品としての手紙にも、この詩が書かれていたそうです。
そのほかにも、この詩は世界各地で読まれて、詠われています。
マオリ、アボリジニ、アイヌ、ケルトなどの民族にも、アニミズム(生物以外にも、霊魂が宿っているという思想)のように、この詩がそれぞれに類似した詩として詠いつがれています。
アメリカ先住民族ナホバの伝説も著されています。
秋には光になって畑にふりそそぐ
冬にはダイヤのようにきらめく雪になる。
朝は鳥になってあなたを目ざめさせる
夜は星になってあなたを見守る。
千の風に 千の風になって あの大きな空を吹きわたっています
死者への悼みとともに、「生きていくことの大切さ」を諭されているようです。
本の帯(おび)にあるように、“いのちの詩”です。
また、帯に“生きる勇気と希望をありがとう!”ともあります。
まさしく、そのとおりです。
070812
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