「それでも ボクは やっていない」[movie 6]
8月13日(月)の夜、早めに寝付いてしまいました。
テレビ「ビートたけし」の番組に、参議院議員 櫻井充さんが出演なさるので、ビデオ撮りしながら、布団の中で横になって観ようとしていました。 ところが、番組の途中で、深く寝入ってしまった。
また、裏番組に黒木瞳が出る。「故 ダイアナ妃」の番組でした。こちらも、ビデオ撮りしておきました。
予定外に、9時半には眠ってしまい、夜中の午前1時ころに眼が覚めてしまいました。
「それじゃ、映画でも観ながら寝直そう」と、安易に考えてしまったのです。
取り出してきた映画;DVDが、周防正行監督の「それでも ボクは やっていない」です。
眠るために、軽くながめながら観ようと思っていたら、すっかり映画にハマッてしまいました。
本編143分です。およそ2時間半。午前4時近くまでかかって、一気に観通してしまたのです。 寝不足です。
にもかかわらず、映画の内容はスゴイ! 大傑作です。
仕事がら、裁判と関わることも多いのですが、いまの司法には大いに疑問です。
大学生の頃、昭和20年代後半の誤判事件の本を読みあさり、誤判(裁判)の恐怖を知っていたつもりです。
しかし、いまでもその実態は、基本的に変わっていません。
刑事事件に巻き込まれたら、おしまいです。 99,9%の有罪率です。
[警察=検察=裁判官]の一体性です。
※裁判官の養成・研修などを、考え直さなくては、冤罪・無辜はなくならないでしょう。
刑事だけでなく、家事でも[調査官=裁判官]です。
いま、私の知人も「和姦」なのに、女性から「強姦だ」と言われ、控訴して争っています。 [警察=検察=裁判官]は、女性の言い分しか認めないのです。家事事件でも、偏っています。
この日本の司法、とくに刑事裁判は、「裁判員制度」導入により、さらに悪化することでしょう。 良識ある法律家・評論家は、「裁判員制度」に反対しています。
国民に見えないもの・見せないものを、[警察=検察=裁判官]で、都合のいい資料・情報を提供して「裁判員」に審査させようとしても、しょせんムリな話です。 あきれ返るばかりの、官僚的発想です。
たしかに、性犯罪でも、セミプロ化したような悪い奴らは多くいます。 それ以外の犯罪でも、悪い奴・良心の麻痺した輩は、多くいます。
でも、だからといって、無辜の人を陥れていいことには、断じてなりません。
※先般の、鹿児島の県議会議員選挙もそうです。 また先日のニュースで、強姦で服役(懲役)を終えたら、真犯人が分かったのもありました。
さらに、いまも多数の若者が、「輪姦罪」で、無実の争訟をしています。少年院から出てから再審中の方の事案もあります。これも、たった一人の少女の「輪姦された」との証言で、逮捕・監禁・不当な取調べ・拘留が、あとを絶ちません。
証拠もなにもなくても、被害者の証言で人生を狂わしてしまう。 どっちが犯罪者か分かったものじゃありません。
刑事事件の可視化が求められます。 自白の強要、無理無謀な逮捕・監禁・拘留、そして拷問に近い取調べ・・・。 これで、無実の国民を犯罪者に仕立て上げ、自分の職務ポイントが上がる。 狂った実態です。
刑事事件の[警察=検察=裁判官]の実態を、国民の前に白日の下に明らかにしてほしいものです。 それが、改革の出発点です。
070814tue.