与党を交替してみるのが、日本の特効薬.[essay]
■アメリカの属国
「もう、日本はアメリカの属国化した」・「51番目の『州』になり下がっている」と言われてひさしい。
「アメリカ大使館の、『年次改革要望書』を見れば5年後の日本がわかる」ということも、心ある日本人の常識となりました。
その実質は、「小泉=竹中ライン」で強固になったことは、『知る人ぞ、知る』です。
アメリカの日本に対する露骨な内政干渉です。
それを甘受して、隷従してきた日本の政権、とくに「小泉=竹中ライン」の責任はどこにいったのか?
郵政民営化・法科大学院・姉歯事件の下地(建築基準法の改悪)・公正取引委員会の極端な強化・・・不思議な国です。この日本?
■小泉劇場からの負債
「小泉劇場」ほど、最近の日本を毒した政治はない。
その毒は、安倍晋三さんに、モロに降りかかってきました。
安倍さん自身は、失政も・失策もほとんどしていません。 好感の持てるマジメな首相でした。
かつて、前九年の役・後三年の役のいくさにおいて、「厨川柵」で源頼義・源義家らに敗れましたが、さすが安倍貞任・安倍宗任の末裔です。岸信介のお孫さんです。
私個人は、政治的には、岸さんとは反対の立場でしたが・・・。
■日本国家としての自衛権
結果的に、集団自衛権だとして「60年安保」・「70年安保」のツケが回ってきています。
民族の主体性・独自性の良さを選択し、自衛権を確固たるものにしていくべきでした。
藤原正彦氏の「国家の品格」に、学ぶべきです。
最近出版された、ノーム・チョムスキーの「お節介なアメリカ」のとおりです。
いまになって、気がついたらすっかりアメリカ隷従外交です。
■さて、福田政権よ!
そこで登場した、派閥の領袖を並べた福田康夫さんです。
「自民党も、政権にすがりつくために総力戦に入ったのかな?」と、思わせられます。
「背水の陣」内閣と、ご自身おっしゃっておられます。1国民の私からは、もう半分は片足を水につけています。
いますぐにでも、民意~国民の意思を確認していただきたい。
「敗色濃厚だから、選挙をしない」というのは、あまりに主権者をバカにしすぎている。
もちろん、野党も悪い。野党の「野」は、野良猫か・野良犬の「野」です。
しっかりして欲しい。
社会保険庁の公務員が腐っていたのは、政権が一党独裁で動かないのが、大きな要因のひとつです。
■謎に包まれた「法務協会」
私の仕事の関係でも、法務局関連団体で「法務協会」という謎の機関があります。
なに一つ、情報公開;ディスクロージャーされていません。
かつて、私が宮城県司法書士会の広報部長だったとき、この「法務協会」の取材と特集をしようとしたとき、「これ(法務協会)には、さわるな!」と、上司から言われました
「法務協会」って、何物なんでしょうか? 天下りの温床機関であることには間違いないのですが・・・。
機会があれば、知合いの代議士・国会議員・県会議員に頼んで、実態を明らかにしていただこうと考えています。
司法書士会は法務省の管掌下にあるというので、「強制会」にされています。これも、官尊民卑のなごりです。
■国家的な、試行.
ニュースなどでは、官僚・公務員のほうが悪いことをしていることが多く見られます。 それを堂々と隠蔽する体質が、官僚・公務員にはあります。
安倍政権から、福田政権へ・・・。
さて、国民の政治的選択はどのような方向に向かうのでしょうか?
私見としては、福田さん・麻生さんともに嫌いではありませんが、政権を交代して、民主党にゆだねるという『国家的試行』をしてみるべきです。
衆議院を解散して、歴史的な総選挙をやってっみるべきです。
その度胸がないなら、福田康夫さんも宰相の器ではありません。
070929sat.