武道と子どものスポーツ.[essay]
今週の、空手の稽古日は市民センターの都合で、水曜日(10月3日)でした。
家族で練習に行き、配偶者は見学、主人公は我が子、そして私も存分の汗を流させていただきました。
「呼吸法」・「気合い」・「礼節」は、武道では基本となります。
私は、今後、「組み手よりは、形;かたを、重点的に体得していこうか」と意図しています。
空手の先生は、和道会および全空連;いずれも5段です。 40歳後半です。 それそうとうの努力をなさったものと、敬意を表します。 師範は、子どもたちにも、「空手の稽古」を説諭し強調なさいます。 それはそれでいいと存じます。
しかし、我が子は、まだこれからスポーツ・武道を身につけていきます。 「我が子の場合は、自分にあったものを、自分で探し出せればいい」と、親としては考えています。
いま、空手と、スイミングスクールと体操教室に所属しています。 私とたまに、スカッシュ・ラケットボールを楽しんでいます。 そこから、「彼自身が、自分にあったものを探し出してくれればいい」というのが、偽らざる親心です。
たしかに、武道は一つ身につけておいてほしいと思います。
ところが、昨今の武道――相撲道(国技)、剣道、柔道、もちろん空手道もそうです。
剣道家も柔道家も知り合いがありますが、とうてい武士道の大切な礼節などとはほどと覆い方がほとんどです。落胆の連続です。
文科省は、「武道を学校教育に取り入れる」などと、何を血迷っておられるのか? 武道関係者の体たらく(テイタラク)を、文科省の役人はご存じないらしい。
高校の後輩の高校教師7段の、言動の二重人格性、平然と嘘をいい、策謀をめぐらす。 社交団体で出会った柔道家の礼節の無さ。etc、挙げていったらキリがありません。 武道もスポーツも、あくまで打ち込む個人的資質です。他のスポーツより、武道自体が優れているというものではありません。
武道をしているというだけで、ヘンな誤解が蔓延しています。 留意すべきところです。
071006sat.