バイオリン家族の鼎談。[diary;10.7.sun,]
日曜日の早朝、12チャンネル〔フジテレビ系仙台放送〕で「ボクらの時代」という30分番組が放送されました。
鼎談です。 バイオリニストの千住真理子とそのお兄さん千住明(作曲家・編曲家)とバイオリニストの高嶋ちさとです。
高嶋がこの2月に男の児を出産したことから、話は展開していきました。
産まれた時の体重は、2228gと小さめだったそうです。 ですが、「音楽家になるために生まれてきたように、指が長かった」そうです。 チェリスト(チェロ)をやらせたいとの希望でした。
千住明は、「音楽家の基本は、なんと言ってもピアノだから、まずピアノから入っていけばいい」との意見でした。
30分間弱ですが、楽しいだけでなく、教えられたり、感心したり、有意義な番組でした。
千住真理子。2歳半からバイオリンを手がけ、12歳でデビューし、15歳で国際コンクールで優勝したとのことです。 家系・家族も、すごい。
千住家の兄弟愛・家族愛も、すばらしいものがあります。
お父さんは、大学の工学教授、お兄さん(長兄)は、世界的に有名な画家(千住博)、そして、有名な次兄です。
にもかかわらず、3年間のスランプがあった。10ケ月もの間、楽器を手にできなかった。 3年のどん底にあったある日、チャイコフスキーを弾いていて、突然、全身全霊が震撼して復活できたそうです。
彼女の発言で、「コンプレックスがあったからこそ、それが底力となった」ということばには痛く感銘しました。
あんな天才バイオリニストの、どこにコンプレックスがあったと言えるのでしょう。 でも、兄弟でそうおっしゃるのです。
示唆に富む話が多く、この鼎談をビデオ撮りして2-3回みました。
和やかな歓談の中にも、かなり鋭い人生論になっているのです。
071007sun.