老母の認知症
司法書士の職域として、「成年後見制度」があります。認知症高齢者・知的障害者・精神障害者が、利用できる制度です。身上監護と財産管理が主なものです。司法書士として、日常業務で受託することは、毎日のようにあります。
また私の場合、実務だけではなく、講演会や講義の依頼――社会福祉協議会関係・区役所福祉関係・医療福祉専門学校関係・老人ホームや障害者ホーム担当者関係等々を聴講対象――もあります。
と、それは他人事(ひとごと)のことなのです。それが、他人事ではなくなりました。私の母;87歳に、いよいよ認知症が出てきました。幻覚・錯視、夜の外出・徘徊、近所・親戚に対し私の非難・悪口、妻に突拍子もない質問を大声でするetc,。困ってきました。母の老後は、妹が見ることになっています。でも妹は、「いま、受験生をかかえているから・・・」などの理由で、逃げています。
老母自身に、火災や事故も心配です。以前も、転倒して骨折したことが、この2年間で2回ありました。室内・屋外ともにありました。救急車です。病院の転院です。リハビリです。介護認定です。室内改造です。認知症は、そういった怪我の療養などのあとに始まりやすい。ほかに、変な訪問販売にひっかかってしまう。回りが寝静まった深夜に、大きな音を立てて片づけごとをする。耳が遠くなるせいかラジカセやテレビの音量がひどい。などなど・・・。
近親・身内が、次第に疲れてくるのです。大変なのです。あ~あ、ホントに、疲れるんだよなぁ~。
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