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男=武士、そして愛~「蝉しぐれ」あり。



Posted in く・ぶろぐ (旧) blog before by kubox on the 4月 16th, 2006

「蝉しぐれ」映画をDVD化したものを、深夜1時頃までかかって観ました。私は、ふだんの夜は、9時か10時に寝てしまう人類なのです。この宵は、ただ寝付けなかったからです。
この映画(原作も含めて)は、単純に言えば、その時代の男の生き方とラブストーリーです。その『単純さ』がいい。小細工なし。男として泣ける。「愛する」・「恋する」ってこんなものだと、真実、感情移入してしまうのです。
単に、「愛する・恋する」ということです。私も、妻に対してこうだと思います。それ以外に理屈はない。

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かつて、NHKでも上映しました。テレビ映画としてでしたが、すばらしいできばえの時代劇でした。いまでも、そのときのビデオは大切にとってあります。内野聖陽・水野真紀・平幹二郎の出演でした。原作は、言わずと知れた藤沢周平です。
映画(DVD)は、市川染五郎・木村佳乃・加藤武たちです。緒方拳・柄本明・大滝秀治の演技も光っています。牧文四郎と、ふくの恋慕の情が、美しい。里村左内も、敵役として存在感を出しています。
緒方拳を見ると、「この男(緒方)や高倉健・高橋幸治みたいな男として老いていきたい」と、希わざるをえないくらいカッコイイのです。
はるか数十年前見たアメリカ映画「ある愛の詩」も、そうでした。ライアン・オニール、アリ・マックグローの、単純なラブストーリーでした。開き直って言わせてもらえば、『愛・恋に複雑なプロット(ストーリーの展開)など要らない』というのが私説です。

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