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またも、藤沢周平作品に涙!~「たそがれ清兵衛」



Posted in く・ぶろぐ (旧) blog before by kubox on the 5月 7th, 2006

連休中にちょっと時間があったので、買い置きしていたDVDを何気なく観てみました。藤沢周平原作の映画化「たそがれ清兵衛」です。見終わって、感涙しました。「蝉しぐれ」に続いてのことです。

舞台設定は、東北 山形庄内の小藩 海坂(うなさか)藩です。
時代は江戸幕末。テーマは、「蝉しぐれ」と、共通のものがあります。

男=武士、しかも貧乏な下級武士としての生き様がよく描写されています。
禄高の低い平侍のきびしい生活ぶりと、父親として娘たちへのひたむきな愛情があります。

さらに、長患いして病死した妻、認知症の老母がいても、ひたむきに武士として暮らしてている姿があります。寡黙に、懸命に生きています。

また、恋い慕う女性(朋江;宮沢りえ)への深い愛に裏付けられたストーリーが、展開していきます。
観る者の心に伝わってきます。そんな井口清兵衛(真田広之)のところに、武士としての生命を懸けた藩命が舞い込んできます。

監督は、山田洋次。音楽は、富田勲と井上陽水。主演 真田広之、助演 宮沢りえ。藤沢周平は、下級武士の生活をよく研究・調査していると、感心しました。
ただ映画としては、最後に、急に岸恵子が出てきて、場違いな感じがしましたが・・・。

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これまで、私の時代小説といえば、司馬遼太郎や池波正太郎が主流でした。
また、映画は大の洋画ファンです。保有しているDVD・LDの95%以上は洋画です。感動した洋画のことも書きたいのですが、洋画の批評は難かしい。邦画は、かなりシンプルです。おいおい、洋画へのコメントも書きます。

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