マンションにおける給水.
私の司法書士事務所のあるマンション(区分建物)において、水道の給水が問題化しました。
このマンションは、32年前に建築されました。仙台市水道局からの給水は、まず、地下の受水槽(8トン)に入り、屋上の受水槽(6トン)に汲み上げられます。ここから、各戸(120戸)に配水されます。
※ 屋上の受水槽.
この地下の受水槽が、老朽化してきました。もともと受水槽は、コンクリートでできていて、内面加工されている古いタイプのものです。現在では、通常プラスティックやステンレスでできているものが、備えられているそうです。勾当台ハイツ120戸;110世帯の大問題です。
理事長と私 副理事長と管理人(ビル管理会社)と、水道局(次長・課長・係長)との打合せが行われました。この話合いと立会いで、初めてマンションの給排水の基本的メカニズムを知ることができました。
いわゆるライフライン;lifeline (水道・電気・ガス)は、マンション住民にとって、生活の『基本の基本』です。災害時における確保は、さらに重要です。
32年前のこのマンションも、いよいよ転換期にさしかかってきました。大規模修繕の時期なのです。このマンションは、仙台で3番目に古いものです。仙台市内で、もっと古い40数年のマンションは、配水管そのものの劣化で、大問題になっているとのことです。
※ この下に、地下の受水槽があります。
※ 各戸の水道メーター.新たに備え付けると2-3万円かかる.
今回のことがきっかけで、水の浄水器などの知識も多少仕入れました。参考まで、読んでください。ちなみに、専門家の意見では、「浄水器」と称される一般的なものは、ある程度効果があるとのことです。しかし、いろんなマガイものが出回っているので、注意を要するようです。とくに、名前が、「整水器」・「活水器」・「パイプ洗浄器」・・・などです。内容は、アルカリイオン水・磁気での配管錆止め・活性酸素・・・などなど。それらの効果は専門家の立場からは、きわめて疑問視されているものが多いようです。しかも高額な場合が多々あり、トラブルもあるそうです。消費者は、とくに警戒するに越したことはないようです。