我が家と近隣との境界.
我が家の真裏の土地所有者が、6年前;平成12年にお亡くなりになりました。その後、空き家同然になっていたのです。その土地の相続人は、娘さんでKさんという方です。今は、千葉県にお住まいです。本年、お母さんもなくなられ、仙台にいる弟さんとは没交渉とのことです。
裏のお宅にも、それなりにいろんなイキサツがあったようです。この土地の売却を、不動産業者に依頼し、買い付けが入り(買主が決まり)、境界確定となったのです。
※写真は、別の裏隣の排水口が我が家の敷地にくい込んでいる現況.
先々週、いきなり測量会社から境界確定の申入れがありました。日程などを調整し、お隣のMさんとも打合せしました。
そこで昨日の朝、出勤前に境界確定作業でした。隣のMさんと、測量業者Yさんと、そこに所属するOさんの4人で確認です。全員が納得できる境界線がほぼ見つかり、トラブルはありませんでした。
とかく近隣関係は難しいのです。
境界も、筆界=公図の図面上の境界と、所有権界=現実の私法上の所有権たる境界、がズレることがおおくあります。
通行権も地役権がらみと、法律で認められた公道への通行権があります。
さらに、流水・排水・雨水の問題、境界線にかかる工作物(塀・竹垣など)の問題、
その他建築基準法など特別法上の規制があり、相隣関係にはかなり多くの問題点があります。
私自身、司法書士職務として現在進行形で、3件の相隣関係事件を抱えています。弁護士・土地家屋調査士と連携して、事件解決に向けて対処しています。
相隣関係は、やっかいです。
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