「実践 成年後見」東北ブロック企画委員会が開催.
「実践 成年後見」東北ブロック企画委員会が、12日(土)午後、開催されました。
「実践 成年後見」というのは、年4回発行される定期刊行物です。発行部数は、この種の刊行物としては、異例ともいえる2万部にのぼります。最高裁判所家庭局の方も、参考文献にしてくださっているほどのものです。
ただ、東北の企画委員会は立ち上がったばかりです。先般、福島で第1回が開催されました。7月2日です。今回が第2回目です。全国では、担当理事・委員長を合わせて19名がいます。うち、東北は3名のみです。
秋田から、桐生謙吾委員。福島(会津若松)から、栗城(くりき)和夫委員と、当職です。
※写真は、若手のエース桐生委員(秋田支部).
この日、3名全員が、当職の事務所に集まり真剣に意見交換しました。午後1時半から4時20分までです。
東北ブロックというからには、青森県・岩手県・山形県からも委員が選出されることを望みます。各県から1名ずつ、あと3名は必要だというのが、本日の3名全員一致の意見です。
※写真は、ベテランのエース栗城委員(福島支部).
東京の本部からメールがきている会議の議案は、すべてこなしました。
①「実践成年後見」第16号&第17号への評価②成年後見制度の地域・ブロック・我が国の問題点③「特集」で取り上げたいこと④事例紹介⑤会議開催・交流・メールなど⑥本部のサポート・・・などなどです。
秋田の委員桐生委員から、「秋田は、自殺率が高率なこと。新生児が少ないこと」・「死後の代理問題の重要性」が、地域の問題とともに、熱く語られました。
福島(会津若松)の栗城委員から、「スタッフ不足と後進の若手不足の悩み」・「やっていてたいへんだけど、やりがいがあって楽しい」と、自然に述べられました。地元でアウトドア関係のボランティアもなさっていらっしゃる先輩の司法書士です。経験の豊かさと人間的な幅のある意見でした。
宮城支部の久保から、「成年後見組織の、中央集権から地方分権化・道州制を検討してほしい」などの意見が出ました。
東北の地域性として、少子高齢化とともに、若者が町から出て行ってしまう「過疎化」や、さらに、いわゆる「司法過疎」が、成年後見制度にも影響していることなど、深刻に議論されました。