旧友の母(ご母堂様)の逝去。
この1週間ほど、旧友からの依頼で相談にのっていたところでした。
その旧友のお母様が、3月20日より仙台の東部にある病院に入院なさっていた。
以前、その旧友とお母様からの依頼により(10年ほど前か)、「任意後見」・「財産管理委任契約」・「公正証書遺言」などを私の仕事としてさせていただいた経緯(いきさつ)があります。
先週の金曜日(3月30日)に病院にお見舞いに伺い、自宅で長男である旧友と打合せをしたときは、治療中とはいえまだ元気でした。
主治医とも直接3人(旧友・不動産事業の方、と私)で話しましたが、「救命は難しいかもしれない。命が助けられても固定症状が続くかもしれない」とのお話でした。
心不全・肺炎・膀胱ポリープなどの症状です。
私は、お二人との打合せを終えるとき、「まっ、土日明けに見通しがはっきりするかな?」と答えて帰路につきました。
果せるかな昨日の朝(4月2日;月)午前7時ころに電話とメールが入って、『朝4時50分に、永眠』との報が入りました。
“千の風になって”いかれました。
旧友から呼ばれて、ご自宅へ午後一番にうかがいました。
「一緒にお寺さんに行って欲しい。葬儀社と打合せに立ち会って欲しい」とのことです。
旧友本人が、かなりまいっています。
大正2年生まれ、満93歳のご遺体が安置され、ご挨拶・ご焼香させていただき、お寺様(曹洞宗)に同行し、和尚様と打合せ、その後ご自宅に戻って、葬儀社と打合せ・火葬場の手配・法事・会食どなど・・・。
私の父が、23年前事故で急死して以来のことです。葬儀の段取りにつきあってきました。
人の死は、重い。
私の母も、88歳で、いま認知症が急速に進行中です。
いずれ、そういう時が訪れるでしょう。
病院から自宅へ遺体の引取り→安置→近親者への連絡→お寺さん→葬儀社との打合せ。
通夜・葬儀&告別式・出棺・火葬・おつとめ(和尚)・納骨・会食、その他の法要・・・。
昨日の半日が費やされました。
守秘義務上、この程度の記載にしておきます。
一連の葬儀等が落ち着くと、私の出番でしょう。
私は、「遺言執行者」です。
そこから、「遺言開示」・「遺産分割」・「相続」となっていきます。
満93歳です。曹洞宗では数え95歳になるそうです。
大往生には違いないのです。
しかし、残された問題が山積しています。
だから喪主(旧友)は、私を呼んだのでしょう。
自分では言いにくいことは、私に振ってきます。
まあ、順番に、段階を経て、解決していかなくてはなりません。
私も、若くない年齢なので、通夜・葬儀・病院(末期・臨終)などには、少なからず立会ってきました。
ただし、ここまで関与せざるをえなかった葬儀は、自身の父のとき以来です。
悲しみもありますが、問題解決への責任感のほうが辛いものがあります。
「遺言執行者」として、彼の親族のそれぞれの思惑の渦中に、入らざるをえないからです。
※写真は、彼の家の庭にある植物です。
※この葬儀社の社長と話していて、「納棺師」という概念と仕事を、教えていただきました。
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