初めての“香道”体験。[2.26.tue.]
「香道」って、ご存じですか?
私は、名前を知っていました。また、「お香を聞く、風流な、そして粋な芸道だ」というくらいは分かっていました。しかし、経験したことはありません。
初めて、その機会が訪れました。
※指導する三品先生も、受講生も、真剣です。
なんと、所属している“第9回 ちひろ倶楽部”で開催してくださる、との連絡が入りました。
これは幸運なことです。
こんな機会は、またとありません。
2月26日(火)です。会場は、仙台市太白区向山1丁目の“会席料理 東洋館”です。
仙台では、数少なくなった老舗の料亭です。
松竹、なかじま、八百粂、針久、などなど、老舗はどんどん経営をやめています。
※東洋館の、伝統美ただよう館内。お雛様は、1階と2階にそれぞれあります。
参加者は、14名。常盤木学園 松良千廣理事長夫人 由貴子さんの人脈の賜物です。
第一部は、香道 大枝流 三品隆昭先生による「初心者向け、お香の聞き方指南」
第二部は、別室において、会食でした。
三品先生のご指導・解説も、優れた学識と経験に裏付けられたものでした。
たいへん勉強になりました。
歴史に残る随筆「枕草子」清少納言の歌も、講義してくださいました。
まさに、平安朝の「香あそび」の世界です。
『巷間とは、別世界に招かれた』という、風情あるお香の宇宙にひたることができました。
私ごときは、もう二度とこういう風流にして高貴な遊びの体験は、ありえないことでしょう。
ひたひたと、感動が寄せてきます。
まるで、恋する女性の「残り香」のように・・・。
※建て増し・リフォームなどもありましたが、200年から300年の歴史を持つ建物です。
080229fri.