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今週、読んだ本で面白かったもの。[4.13.sun.]



Posted in 日記;diary by kubox on the 4月 13th, 2008

今週、購入していて、この土・日にザッと流し読みできた本が何冊かあります。
けっこう、面白い本がありました。

p4130020.JPG ※阿川佐和子著「婚約のあとで」(新潮社)~迷い揺れる7人の女性
エッセイストとしての、また檀ふみとの対談集は、かつて何冊か読みましたが、小説は初めてです。 短編小説を、主人公を交代させながら出場させる手法です。「婚約」は、女性のほうが受動的なケースが、現代でも多いかもしれない状況です。「婚約」したあと、迷って相談を受けた経験もある小生(人望ではなく、年齢のせい)としては、現実性を帯びた小説でした。ただ、私個人としては、いまいちしっくり納得できない女心が描かれていました。

p4130018.JPG ※「婚活時代」~結婚活動の時代、脱シングルの処方箋。山田昌弘+白河桃子 共著(ディスカバー携書)。「就職活動」ならぬ、「結婚活動」です。婚姻形態が、急速に様変わりして、単純に少子高齢化とは言えない時代です。この書では、『女性たちよ、狩に出よ。男性たちよ、自分を磨け』と、しめくくっています。婚姻の是非と、その形態は、日本だけでなく転換期に来ているように感じられます。 男女関係(性的な意味も含めて)が、激しく流動化しているようです。

p4130019.JPG ※「かくれオタク9割」杉浦由美子著(PHP研究所刊)。『オタク』の同時代的意味が不明だった私にとって、同時代を理解するための一助となりました。著者は、「ほとんどの女子がオタクになった」と、評しています。

p4130021.JPG ※「生きがいについて」神谷美恵子著(みすず書房)。かつての同名の名著を、『神谷美恵子コレクション』としてリニューアルして、「執筆日記」など、その他を加筆しています。かつての「生きがいについて」は、1966年出版でした。私も、当時、感動しつつ読みふけったものです。あれから、42年も経った今も、著作の価値は、不滅なのです。

p4130022.JPG p4130023.JPG ※坂田信弘+斎藤孝 共著(2冊とも角川書店)というか対談集です。二人とも、気合いが入っています。二人とも、生活・人生において、崖っぷちのピンチを経験しています。だから、ここまで言えるのでしょう。という、元気アル対談集です。

p4130003_01.JPG ※「筋肉博士 石井直方の筋肉まるわかり大事典 vol,2」~筋肉に関する101の講義形式になっています。筋肉の謎に興味あり方には、たいへん参考になります。

とくに、上述の3冊(婚約・婚活・オタク)は、現代に生きる若い女性を理解するには、きわめて示唆に富んでいました。

080413sun.

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