親しい知人の会社の新社屋竣工。[6.12.thu.]
■公私ともに、長いつきあい
かなり前からのお付合いになるTEさんです。
もともと、空手道家 長田賢一さんの親友でした。 長田さんを通じて親しくさせていただいて、もう15年以上になります。
大道塾でも、OB会で、大会・会合などでのお付合いもありました。
ほかには、「司馬遼太郎の会」など、2-3の会合でご一緒させていただいてきました。
参議院議員 桜井充さんの後援会 幹事長もなさっています。
私も、後援会の1会員です。
■社屋竣工
今般、彼の会社が、仙台近郊の工業団地に立派な新社屋を竣工されました。
2-3日前、彼の会社の新社屋にうかがい、当職にお仕事をいただいたり、共通の友人の話に花を咲かせました。
また、巷間の景気・経済の現況にも話が及び、話し込んでしまいました。
彼に言わせると、「新社屋ができて、会社はこんなに大きくなったけれど、嬉しくないよ!」との嘆きです。
「久保さん、考えてみてよ。景気の先が見えないだろう」と・・・。そのとおりです。
彼の業界のことはあまり詳しく分かりませんが、当職の仕事において実感されることは『けっして、景気回復基調にはない』ということです。
友人は、「銀行から借り入れ(借金して)して、会社を大きくしているけれど、これからが企業努力・顧客獲得でたいへんだよ!」とのことです。
■景気へのアンチ楽観
まさしく、彼のおっしゃるとおりです。
仙台・宮城の経済状況の話もしました。 楽観できる経済的材料はあまりありません。
大衡村・大郷町・大和町近辺に、それぞれトヨタ自動車の関連工場・東京エレクトロン関連工場・パナソニック関連工場ができます。
仙台市内に、地下鉄東西線ができます。
しかし、「どれだけの経済的効果になるか?」~期待は五里霧中です。
■景気は回復しているのか?
「トヨタ自動車関連の工場も、それほど雇用を生まないだろう」というのが、仙台経済界のトップクラスの方々といろんな会合などでの話で、多数を占めている意見です。
地下鉄効果も、「地下鉄駅周辺だけだろう」という意見が、大勢です。
親しいTEさんも、「借り入れをして、会社を竣工し、まさにこれからが正念場だよ」と、本音を語ってくださいました。
たしかに、経営者・従業員ともに、中小企業と庶民感覚では楽観できない経済環境です。
小泉・竹中経済政策以降、とりわけ格差社会に拍車をかけ、大儲けしている富裕層は別論ですが、一般層では悲観的経済見通しのほうが強い経済実情です。
また、小泉・竹中以降の、『アメリカ追従路線』の悪影響が、ここにきて日本の経済に大きなボディブロウになってきています。
■アメリカ的「大格差社会」へ・・・
経済格差、規制緩和、郵政改悪、建築基準法改悪、会社法などの改正、法曹増大、裁判員制度導入などなど。
USTR(アメリカ通商代表部)へのご機嫌取り政策で、腑抜けの日本政府によるアメリカナイズされた政策が、国民生活を圧迫してきているだけです。
『アメリカでは、5%の富裕な人たちが、60%の富を得ている』とのことです。
お祝いを兼ねて、仕事の打合せがてら、また遊びがてら伺ったのですが、そんなに甘くありません。
我々一般市民を取り巻く経済現況に、悪寒をいだく会話に終始しました。
■まず、我が身の体調を
彼の『体調もすぐれない』ということなので、私がいま実践している体質改善とそれを指導・診察してくださっている先生(医師)をご紹介することになりました。
心身ともに、元気になってほしいと、祈念しております。
当職の仕事で、それなりに毎日多くの方とお会いします。
仕事の相談・依頼の事案をみても、そのとおりです。 社交的会合で懇話してもそうなのです。
不況は、まったく回復していないという厳しい現実があります。
■予算はないのか?
政治的にも政権が交代し、官僚の何兆円といわれる無駄遣いをやめ、国民に還元し、庶民の生活を立て直していただきたいものです。
政府・与党は「予算がない」・「消費税を上げなくては」と言っていましたが、単純に与党政治家・官僚・政府外郭団体(天下り・独立行政法人など)の、無駄遣いの実態がはびこっていただけでした。
社会保険料も高すぎて入れなかった企業が、この10数年増えてきているそうです。
そのうえ、中小企業・零細企業が、苦労してが払ってきた社会保険料・年金料は、政府・官僚の浪費に消えていっただけでした。
あきれてモノが言えないほどです。
ニュースを見聞しても、政府・官僚の腐敗には義憤すら起きなくなるほど麻痺してきました。 『またか!!』・『やはり、そうか!!』という官僚の国民不在・汚職汚染の事実が、次々と発覚です。
■むすび
話を戻しますが、この日二人で会話していて経済実情の厳しさを実感しました。
この親しい友人の会社も、新社屋完成を機に、商売繁盛を強く念願しています。
080612thu.