友人の家の建替え。[6.16.mon.]
先々週からのことです。 高校の後輩が、自宅を建替えしたいとの相談にきました。
20年ほどの、つきあいです。
ただ、「もう建築する会社も決まっており、測量士・土地家屋測量士も決めてある」とのことです。
問題は、「建物は自分名義でローン(銀行)を組み、所有権も自分にするが、お母さんが土地の所有者のままということは、譲れない」とのことです。
『相続時精算の贈与』も、抵抗があるとのことです。
彼の母は、「まだ、遺言は書きたくない」。 つまり、土地所有権は自分のままで、建替えは、息子がするのです。
息子にしてみると、他の相続人がいます。 兄弟(弟・妹)です。 相続権を主張されると、せっかくローンを払っても、将来自分の所有権にならない可能性があります。
80歳近い母は、「土地の所有権は、渡したくない」とのことです。
そこで、「土地に『母から息子(後輩・友人)死因贈与の仮登記』でいってはどうか?」と、提案しました。
この案に、母も友人(後輩)も賛成です。
書類を整え、本人の意思と判断能力確認に、秋保の特別養護老人ホームに行ってきました。
友人の仕事が夕方5時に終わるので、5時20分に広瀬通で待ち合わせ、秋保に同行したのです。
お母様も、喜んでくださり、友人も安心でき、この方針で新築することになりました。
以前にも、別の事案でこの老人ホームに来ています。 そのときは、土地の売買で、依頼者である高齢者(女性)の売買意思、判断能力の確認でした。
ここは、認知症の方は入所できないのです。
この老人ホームは、清潔で綺麗な建物です。
仕事がら、いろんな老人保健施設、特別養護老人ホーム、また加齢に伴う老人医療の病院に伺うことが多いのですが、ここは建物も新しく、手入れも行き届いていて、内装のデザインも良く、清潔感があります。
いまマンション暮らしをしている友人(後輩)を送りながら、事務所への帰途につきました。
080611wed.