“生きる勇気のお手本”ともいえる、男女ともに必読書。[7.24.thu.]
「生きていく魂を踏みにじられた」それほどの陵虐を強いられた。
レイプによる被害者の精神的実存(魂・人間としての誇り・生存意義)が、これほどまでズタズタにされるものとは・・・。
知らなかったこととはいえ、無知蒙昧な自分を恥じ入りました。
その若き女性が、『自らの生きる魂を、自らの力で勝ち取る戦いの記録』と、形容できるかもしれません。
「性的被害者にあうということ」小林美佳著(朝日新聞出版 刊)です。
同じように、アメリカで性的被害を受けた大藪さん本も、ほぼ同時期に出版されました。
私が、一気読みしたのは、小林さんの本でした。
この本の評価は、いろんなほめ言葉で飾れるでしょう。 読んでいていて、それほどまでに、読み手の魂に問いかけてきます。
でも、血も涙もないケダモノに等しい男たちに殺された女性の生きる魂です。
その「生き続ける魂の復活の実録」というのが、私の第一印象でした。
ちょっと、評価するための表現が難しいのですが・・・。
この女性は、すごい!
とくに、これから大人になる男女に呼んでいただきたい。
もう大人になってしまった人にも読んでいただきたいのですが・・・。
中学生・高校生の男女にとって、必読書です。
あまり、コメントは必要ありません。
小林さんと大藪さんは、婦人公論でも対談しています。 これも、必読の対談記事です。
080724thu,
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