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“みちのく教育改革フォーラム” [9.6.sat.]



Posted in 日記;diary by kubox on the 9月 8th, 2008

仙台にある高等学校の常盤木学園理事長 松良千廣さんから、“みちのく教育改革フォーラム”のお誘いをいただき、出席してまいりました。

9月6日(土)、会場は常盤木学園 シュトラウス ホールです。

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まず、第一部は、下村衆議院議員(東京11区選出;板橋)の基調講演でした。
演題は、「今こそ本音の教育改革を!」というものでした。

教育について、「グローバリゼェイション、世界の中の日本、日本の中の地方・・・」などを、講演されました。
初めは、マジメに聴いていたのですが、私にはちょっと難しすぎる内容でした。 話しも抽象的で、なかなか具体的に捉えられませんでした。

「国家的に教育改革をしようとすると、期間・年月と予算・財政の裏付けが必要になる」などのお話しは、当然のこととしてわかるのですが・・・。
「日本人の感性」、「自然との共生」等々も、賛成なのですが・・・。

第二部は、たいへん面白かった。

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松良先生(理事長)の、具体的なお話しが、非常にタメになり面白いものでした。
松良先生ご自身がアメリカに留学した際、水泳の教室でまず立ち泳ぎを教えてもらったこと、ジーパンをはいてプールに入り、それを浮き輪代わりにして救助を待つ方法、足のつかないプールで練習する大切さ、などなど、これだけでも面白い。

初めて常盤木学園に赴任しての、常盤木学園内での、5-6件のエピソード紹介も、うなずけるものでした。
さらに、「いい生徒になるための学校教育ではなく、社会の中で社会人として生きていくための教育論」を展開なさいました。

ここに彼の主張で登場する、「パフォーマンス学~コミュニケーション、スピーチ、ディベート(討論)などこそ教育の中で大切だ!」という切れ味の良さが、聞き入るものをぐいぐい話の中に引き込んでいくのです。

「学校教育においては、リスクテイキングもそれなりにありうる。
社会で生きていくためには、社会の中の学校である以上、危険を伴うこともある」。
「生徒」だけでなく、親学も必要だ」

具体的で、身近な話しで、しかも的を得ていらっしゃる。 『なるほど』と、感心したくらいです。

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さらに、梅原克彦 仙台市長も、たいそう興味深い話をされました。
小学6年生の問題で、単なる数式と同じ内容ですが町の土地の広さ問題(応用問題)での正答率の大差に驚かされ、その説明をされました。 資料も、きちんとお持ちくださいました。
ほかにも書ききれませんが、片平丁小学校での試み、イギリスのサtッチャー元首相の教育改革への評価もおっしゃられました。
また、仙台・福島・岩手にも、歴史的に名を刻める人材が多くいらっしゃったことなどなど・・・。 
たとえば、太平洋戦争に反対された英雄的な方々、日本人で初めてイェール大学教授になられた方など、楽しいお話を伺いました。
地下鉄 東西線の樹木(けやき)との会話を、吉永小百合とのポスターの話題にからませて、聴衆をなごませてくださいました。

小生は、その後勝山館で“郡 和子さんの会”があったので、閉会前にそちらに移動いたしました。

第二部「蘇れ・教育!」において、松良先生と梅原市長のお話しに感動でした。

080906sat.

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