ポリープ;がんへの恐怖![10.3~7.tue.]
◆先日(3日)、個人的な恐怖のストーリーが始まりました。
「他の内臓に、ポリープができていることも可能性としてはあるので、CTスキャン(造影剤を入れて)の検査をしたほうがいい」 という、信頼しているM医師の一言で決まりました。
私は、間髪入れずに、「じゃあ、CTスキャンの検査をします」
このとき私はM医師に対し、「夏に、かかりつけのK内科医に、内臓を超音波;エコーで見てもらったときは、異常がありませんでした」と言ったのです。
しかし、M医師は、「超音波じゃあ、細かいポリープなどの、異常は分からない」とのことでした。
このとき、おそらく私の顔面は一変したのでしょう。 多分、形相が豹変したことは、間違いありません。
M医師は、「先生が、久保クンを、責任を持って治してあげる」と、おっしゃtのですが、私は顔面蒼白だったのでしょう。
何度もM医師は、私を励ます言葉を立て続けにおっしゃいました。
◆別の病院(MRIとCT設備のある病院)の予約。
「この医院で、設備(検査器械)がないから、ほかの病院を紹介するから・・・。あとは、看護士から検査の予約と手順の説明を受けておいて」となりました。
恐怖心を抑えながら、ナースからの説明と、紹介された病院に『検査の予約』を入れました。
◆ポリープへの疑念が徐々に膨らんできます。
『もしポリープでも発見され、それが悪性腫瘍(癌)だったらどうしよう? 私の人生と、目の前にいる我が子の生涯設計はどうなるのだろう?』 芽生えた不安は、芽生えから葉をつけ、みるみる生育・増殖していくのです。「雪だるま式」に、大きくなっていきます。
私が心配していたのは、我が子だったはずなのに、すっかり逆転していきます。
その日(10月3日)は、私と息子の、先週の血液検査の結果を訊きに行ったつもりでした。
◆我が子は、たいしたことはないのです。
むしろ、ADHD;attention deficit hyperactibity disorder のきらいがあるという、我が子の方が気になっていました。
我が子は、少々「鉄分が不足している。こういう場合、貧血のおそれがあり、また神経不安定などになりやすいから、鉄分を多く摂るように。鉄分の多い食事がいい。 小松菜などがいい」 とのことでした。 食餌療法の指導だけでした。
◆胃の不調から、診断は拡大・膨張していきます。
むしろ、問題は、私にありました。 『胃の調子がわるい。このところ、2週間以上にもなります』
私は、『いつものストレス性だろう』と、タカをくくっていたのです。
ところが、M医師は、その原因について、他の臓器の可能性を示唆し、説明しました。
とりわけ、「肝臓の数値が良くない。 胆嚢・胆管のポリープの場合もある。膵臓も、診ておいたほうがいい。 そのため、造影剤を使ってCTスキャンによる検査が望ましい」とのことです。
たしかに、自身の人生を、ここで 「悪性ポリープ」 のため、くたばるという訳にはいきません。
発見できるなら、『一刻も早いほうがいい』に、決まっています。
こういう場面に出会った際の、『自己のリスク管理』 の当然の対応でしょう。
私は、即座に、「CTの検査をします!」と答えました。
◆昔からのかかりつけのK内科医に、相談と診察。
胃と肝臓から始まった話でした。 月曜日(6日)、私は、以前から25年間かかっていたK内科医のところに行き、胃の絶不調と肝臓の検査(血液)をしていただきました。
このK内科医は、「胃の薬を出しましょう。 消化の悪いもの、脂っこいもの、過食はひかえてください。また、とくにお酒に注意してくだい」
その日(6日;月曜日)の採血は、翌日(7日;火曜日)に結果がきちんと出ます。
このクリニックは、その検査データが記された内容を、書面で説明くださり、その書面もくださいます。
翌日の午後、K医師は、検査結果のデータを見ながら、逐一解説してくださいます。診察における結論は、「とにかく、お酒の量を減らしなさい。そうすれば、胃の不調も、γ‐GTP、コレステロールなども落ち着いてくるでしょう」 との指導および忠告です。
◆とにかく、〔CT+造影剤〕の検査を受診です。
明確でない以上、症状もある以上、金曜日(10日)の検査を受けることが、私にとって 『最善の選択』 です。
覚悟を決めました。 不安、さらに結果への恐怖と同居です。
すごい精神的な落ち込みです。
◆前進しか、選択の余地はない。
2人の信頼している医師に、さんざん指摘・指弾されました。
さらに、ここ数年から10年間において、癌で他界された10人くらいの友人知己の顔が、思い浮かんできます。
若くて、亡くなった方も、少なからずいるのです。 私の脳裏を去来します。
身近な方、周囲の方、近親者から、私に対して 『元気がないね!』 と、言われてしまいます。
こんなとき、心が弾むわけがない。 たとえ演技でも、元気イッパイにふるまうには、私の演技力ではムリです。
刻々、運命の検査・診察は、近づいてきます。
さて、『吉とでるか? 凶とでるか?』 あと2-3日で、判明します。
08/10/8/wed.