仙台 司法書士 久保徳高 く・ぶろぐ~ blog & HomePage


加賀乙彦.



Posted in く・ぶろぐ (旧) blog before by kubox on the 8月 23rd, 2006

小説家 加賀乙彦の著作については、だいぶ前から敬意を抱きつつ、読んできました。
とにかく、人間的に誠実で、頭のいい優秀な作家です。作家にして、精神科医、敬虔なクリスチャン(カソリック)です。

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自らが、フランスの精神病院に研修医として行った経験をもとにした「フランドルの冬」。
犯罪者(死刑囚)を描いた「宣告」。冤罪を取り上げた「湿原」。陸軍幼年兵学校の体験をもとに「帰らざる夏」。臓器移植問題に正面から挑んだ「生きている心臓」。
それぞれに、すばらしい作品です。

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ほかにも、ユーモラスな「頭医者」シリーズも、何冊か書いています。

みな、読んでいて所蔵していたはずですが、いまは、「生きている心臓」と「永遠の都」・「キリスト教への道」しか見当たりません。また時間をつくって読み直したいものと、心掛けています。

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お薦めの1冊~加賀乙彦著「悪魔のささやき」



Posted in く・ぶろぐ (旧) blog before by kubox on the 8月 21st, 2006

だいぶ前から、加賀乙彦の著作には親しんできました。最近あまり読まなかったのです。が、新書ですが、さりげなく購入したこの本はすごい! お薦めの1冊です。
加賀乙彦著「悪魔のささやき」です。

「小学生殺人・放火・村上ファンド・・・人は、なぜ思わぬ悪事に手を染めてしまうのか !?」
加賀乙彦(本名 小木貞孝)は、作家にして精神科医です。

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子どもへの殺人や自殺にとどまることなく、大量殺人についても言及しています。
あの大文学者にして小説家 野間宏についても「先生」と敬称しながら、明らかな非難をしています。私も、野間宏の大ファンなのですが・・・。大江健三郎も、埴谷雄高、高橋和巳も言わなかったことを、どうどうと公言しています。「さすが、加賀乙彦だ!」と、再評価してしまうほどです。

著者によると・・・、
スターリンが、2000万人から5000万人を粛清した。
第二次世界大戦での死傷者数、ソ連が約1200万人、ドイツが約950万人、日本が約350万人。ナチスドイツの犠牲者は、ユダヤ人と政治犯が約600万人。カンボジアのポルポトに殺された国民が、約300万人。毛沢東の政策失敗による餓死者が2000万人から2500万人、文化大革命での犠牲者が数百万人から2000万人と言われている旨も、強調しています。
それを、日本のいわゆる文化人は、スターリンであれ、毛沢東であれ、「讃美していたことをどう考えているのか?」です。

こう考えると、ヨーロッパ列強による、いわゆる「新大陸発見」以降の侵略・植民地化では、何千万人の人類が殺傷されていったことか !?
「人類は、自然死・病死した人より、殺された人のほうが多いのかもしれない」という、錯覚に陥ってしまいます。

加賀乙彦が、この著作で言いたかったことは、「いかにして現代人は、『悪魔のささやき』から避けられるのか?」なのです。
氏は、「個」を育てること、自分を主体的に考え「私」から出発する、人格を育て確固とした人生への態度を持つ、真の個人主義へ・・・と、読者を結論へ導いてくれます。

賛否はどうあれ、必読の1冊です。

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そば屋で、うまい店 in Sendai.



Posted in く・ぶろぐ (旧) blog before by kubox on the 8月 20th, 2006

日本蕎麦(そば)が、大好きです。仙台でも、何軒か日本蕎麦の美味しいお店があります。その独断的紹介の第一号店として、“精光庵”(青葉区上杉)からいきます。
ここは、おいしいのです。先日も家族3人で、スポーツクラブの後、行きました。汗をかいた後の、“かけそば”と“ざるそば(せいろ)”は、とくに旨いのです。

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ほかに、みたて(二日町)・安曇野(大町)・麺房(市役所前)・寿庵(旧 電力ビル地下)・兎月(141地下)・清水屋(宮町)・鷹の羽(二日町)・・・が、それぞれにおいしいお蕎麦です。だんだん、紹介していきます。もう一軒家具の街に老舗があったけれど、失念しました。ここは、ちょっと高級っぽい店です。

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ときに、バイオリンのクラッシックもいい!



Posted in く・ぶろぐ (旧) blog before by kubox on the 8月 20th, 2006

私の音楽に対する興味は、ほとんどジャンルにこだわりません。気に入ってしまえばいいのです。理屈抜きです。と言いながら、いつも理屈を並べています。

たまに、バイオリンの曲もいいのです。

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高島ちさ子のCDは、映画音楽を奏でてくれます。“Cinema on Violon”です。
一番、親近感にあふれています。6歳から、バイオリンを始めたそうです。デビューして12年。ほかに、2枚のCDを持っていて、たまにかけて聴いています。著作も、「ヴァイオリニストの音楽案内~クラシック名曲50選」も、たいへん面白く読ませてくれます。聴いていて、単純に楽しめるのです。

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千住真理子は、ここに掲載した3人のバイオリニストの中で、最もキ真面目な感じです。2歳半よりバイオリンを始めた。12歳でデビューとのことです。しかし、20歳でバイオリンから離れ、すべての感覚が戻った時は、もう29歳だったと述べています。その9年間の懊悩は、常人には計り知れません。ところが、2002年、名バイオリン製作者ストラディバリウスの傑作“デュランディ”に出会い、スランプから立ち直り新たな出発でした。
その記念すべきデビュー30周年のアルバムが、「愛のコンチェルト」です。すべてバッハの曲です。

バッハというと、彼の音楽をこよなく愛した哲学者 森有正を思い浮かべ、彼を愛し尊敬した栃折久美子の、人を愛し尊敬する情念の美しさを連想してしまいます。

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この川井郁子の情熱的演奏はすごい。「ちょうどCDを作っているときに、プライベートで辛いことがあった」とどこかで語っていました。その切実な想いが弦;stingと弓;bowにこめられてます。すごい迫力です。そのうえ、このCD「嵐が丘」には、DVDも付録されています。6歳からバイオリンを始めたとのことです。クラッシックに拘泥しないで、自分のスタイルのバイオリンの広がりと力強さがあります。聴く者を、引きずり込んでいくような迫力です。

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    ※高島ちさ子のCD「Cinema on Violon」の裏ジャケット.

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     ※千住真理子のCD「愛のコンチェルト」の裏ジャケット.

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        ※川井郁子のCD「嵐が丘」の裏ジャケット.

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真夏の東京で会議.



Posted in く・ぶろぐ (旧) blog before by kubox on the 8月 20th, 2006

「実践 成年後見」の会議です。東京 四谷(本塩町)の司法書士会館5階会議室で開催されました。この日、東京は34℃ありました。
暑さにもかかわらず、全国から13名が参席したのです。本部より、高橋理事(埼玉県飯能市)が出席です。
 【注釈】 本部とは、『社団法人 成年後見センター・リーガルサポート』です。

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この委員会の長谷川委員長は千葉県柏市から、副委員長の細川委員は、北九州市に個人事務所があり、福岡市から出席です。
千葉市から放生委員、北海道は札幌から岩井委員、京都から古田委員、大阪から浦井委員、広島から清水委員、神奈川県逗子市から齋藤委員です。そして、仙台市から、小生 久保です。

さらに、民事法研究会から、「実践 成年後見」編集長の鈴木さんと、都郷さんが、編集出版のプロとして参加です。

委員の方々と、民事法研究会の担当者の熱意に圧倒されました。
これまで経験したことがない、本物の定期刊行物(季刊;年4回)の企画編集の入り口に招かれたという思いです。

組織全体は、民事法研究会「実践 成年後見」編集部と司法書士を中心にした編集会議(9名)と、この企画委員会で編成されています。
企画委員会は、北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州と8ブロックに分れます。

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第18号まで既刊となりました。本年10月発行を予定している第19号の具体的企画作業と、来年1月発行予定の第20号が中心議題です。
さらに、来年(平成19年;2007年)4月の第21号と、8月の第22号のことまで話しは及びます。

民事法研究会の編集のプロの発言は、これまで関与できなかった内容なので、たいへん興味深かった。

まじめに、熱心な会議でした。ちょっと休憩をはさみましたが、午後1時30分から、夕方5時45分までです。

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高橋理事から『マル秘』の話しも、5―6件飛び出しました。「久保さんブログに書かないでくださいよ! 極秘ですよ」と、ことさら私に対し、イエローカードで口止め・blog止め、されました。
家裁の内部文書のこと・公表してない内部基準のこと・センターの内輪のこと・ある地域包括センターのマズイ話し・あるリーガルサポート地域支部のヤバイ対応など、絶対blogに記載してはならないことです。ここだけですよ。ここまでですよ。blogの読者も、読んだとは言わないでください。お願いしますよ!

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私は、四谷駅で6時56分東京発の新幹線チケットを入手し、8時37分、仙台着となりました。帰宅して、カミサンのおいしい料理とビールにありつけたのは、9時半過ぎでした。
暑くもあり疲れましたが、いい意味で楽しくも勉強になる、初体験の会議でした。

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