仙台 司法書士 久保徳高 く・ぶろぐ~ blog & HomePage


執行猶予3年でした。



Posted in く・ぶろぐ (旧) blog before by kubox on the 1月 21st, 2007

●先般、保釈になった知人の判決ですが、去る1月15日午前9時45分に判決がでました。

拘置所には、2ケ月間入っていました。

「被告人を懲役1年6月に処する。ただし、刑の執行を3年間猶予する。」でした。

検察官の求刑が2年だったので、減刑のうえで執行猶予付きです。

※仙台地方裁判所内。法廷内は撮影禁止です。

画像

●弁護士が、「執行猶予付きのとき、減刑しないことが多いんだよな。おれも、初めヒヤッとしたよ」とエレベータで降りるとき、私に話してくださいました。

判決後まもなく、元被告人の知人に会って「3年間は(執行猶予なので)くれぐれも気をつけてくださいよ!」と念押ししました。しかし、本人は、「はい!30年、300年がんばります」と言って、『執行猶予』の意味を理解してくれませんでした。

画像

あとで、本人が落ち着いてからゆっくり「執行猶予」の説明をしました。
「3年間は、『執行猶予取消しによる収監』の可能性があるから注意してください」と、詳しく説明して分かっていただきました。

ただ、仕事を再開できること。社会に復帰できること。ご家族~奥様・お母様・お兄様~が、たいへん喜んでくださったので、本人もことのほか嬉しかった様子です。
私の苦労もむくわれた想いです。

●もう1件、知人が「和姦」なのにもかかわえあず、「強姦」で起訴され、公判中です。

婦人科・整形外科の診断書など一切ナシ。目撃者もナシ。
あるのは、被害者だと主張する女性の証言だけです。

弁護士に委任して、周辺のサポートをしています。

●周防正行監督の、「それでもボクはやっていない」をヂでいっています。
妹さんがたいへん心配なさっています。
「強姦」は、執行猶予がつきません。
男性は、女性に色気(性欲)を感じ行動に移す際は、くれぐれもご注意が必要です。

周防監督もこの問題に注目したのは、刑事司法のあり方です。
警察=検察のシナリオが先行・優先する傾向がきわめて強いのです。

画像

—–

重度障害者療養所へ、2日間にわたる訪問でした。



Posted in く・ぶろぐ (旧) blog before by kubox on the 1月 19th, 2007

●仙台市の北西に位置する「独立行政法人」に2日間にわたり行ってきました。
かつて、法律が変わる以前は、「国立療養所;病院」でした。

画像

成年後見人としての職務です。

●昨年(平成18年)秋の、仙台市による『成年後見の集団申立て』において、私がお一人の重度心身障害者の方の成年後見人として、仙台家庭裁判所から選任されました。

一昨日(1月17日)は療育室長およびご本人(被後見人)との面談です。1時間くらいで済みました。

画像

昨日(18日)は、各種の契約行為でした。2時間ほどかかりました。企画課の担当の女性事務員2名と、児童指導員Yさん(臨床発達心理士)と、前日お会いした療育室長の4名が対応してくださいました。

●「療育」なのです。普段なじみのない概念です。
「教育」でもない。「治療」でもない。「養育」でもありません。「看護」・「養護」もしくは「介護」でもない。「療育」なのです。

被後見人は、28歳になられます。

画像

●昨年秋に、私が成年後見人に就任した方は、38歳でした。
こちらの方は、宮城県からの要請で、私が家庭裁判所から選任されました。

仙台の南にある病院にいらっしゃいます。

お二人とも、固定病状なので、回復の見込みはきわめて稀薄です。

●成年後見制度前から、七十年安保闘争に始まる、大学紛争・学生運動・市民運動・社会活動など、障害者差別問題などとはそれなりに関わってきたつもりです。

しかし、現実に職務として、重度の方の実務を肌で感じるとき、自分の蒙昧さ・未熟さ・非力さ等々を痛感します。
「たいへんに、つらい!」というのが本音です。

成年後見事件のあった日は、疲労からか、眠っても眠っても疲れが残ります。

●認知症高齢者の成年後見は、かなり慣れました。
我が家にも1人(87歳)いるせいもあります。

精神障害と知的障害は、自分では意識していないつもりでも、すごい精神・神経・肉体の疲労があります。翌日にその疲労度がわかります。疲れを引きずっています。

まだまだ、浅学菲才だからでしょう。

ついつい宗教的な本(五木寛之・禅など)や哲学的な本(池田晶子・埴谷雄高など)に眼を通し、彼ら(被後見人)に想いをはせる宵になります。

彼らのこれからの人生、過去の生活歴、「行方不明の生みの親はどうしているのだろう?」などなど、軽く飲みながらも瞼(まぶた)が濡れてきます。

画像

070117&19

—–

「今週はどう展開するか?」、課題山積です。



Posted in く・ぶろぐ (旧) blog before by kubox on the 1月 15th, 2007

1月14日は、“どんと祭”です。仙台における独自のお祭りかも知れません。
年に1度の、神仏へのお清め・お払いの行事です。
配偶者が、仙台東照宮に行きました。

画像

私と我が子(下の子)は、スポーツクラブです。
息子は、トランポリン、キッズタイム(子どものゲームコーナー)、そして、私とラケットボールです。

画像

私は、スポーツクラブのスタッフとスカッシュと、ラケットボールでした。
スカッシュは、相手がいなくて自主トレです。

夕方、大学生の息子(上の子)と、ジュンク堂と丸善です。
ジュンク堂で仕事用の「模範六法」(三省堂;5400円)、丸善で息子用の「法律用語辞典」(有斐閣;6200円)を購入しました。

二人で、「価格が高いよなあ;expensive!」と嘆きながらの買い物でした。

私は、先月と今月の事務所スタッフの大きなミスがまだ未解決なので、頭が痛い・心が重いという悲惨な状況でした。

画像

まあスポーツクラブで汗を流せたので、まだ大丈夫というところでしょうか?

「さて、今週はどう展開するか?」、課題山積です。

—–

知人の公認会計士の通夜でした。



Posted in く・ぶろぐ (旧) blog before by kubox on the 1月 15th, 2007

知人の公認会計士の通夜でした。享年52歳です。

特別、仕事上の付合いがあったわけではないのですが、古くからの知り合いです。

画像

昔は、家族や仲間で旅館・温泉に泊まりに行ったり、家に行って飲んだり、4家族ぐらいの仲間でした。

お互い、忙しくなってから、またいろんな環境の変化から、それほどの付合いでもなくなりました。

でも、年2-3回は、会合などでご一緒させていただいていました。

東京大学文学部から、塾の講師を経て、公認会計士です。

通夜にもかかわらず、かなりの参列者でした。
仙台市長もお見えでした。

画像

52歳、若すぎる旅立ちです。
喪主の奥様が、「若すぎる突然の他界に、憤りさえ感じます」とその無念さ・悔しさを述べておられました。

幸い、3人のお子さんがほぼ成人前後であることが、「残された私の宝物です」との奥様の発言にこめられていました。

私も、56歳ですが、早世した友人知己は多くいます。
20人以上はいます。
20代・30代・40代・50代・・・それぞれにおられます。病死・事故死・自死・被害者 etc,

私自身、生きること・生き続けることの意義を問いかけられているようでした。

「これから・・・」という、働き盛り、子どもたちの巣立ち、そして妻と迎える晩年・・・。
あと20年~30年の余命は、一瞬にして崩壊です。

宗派は、親鸞の浄土真宗でした。
導師が蓮如(親鸞の弟子)の言葉を解説してくださいました。
五木寛之も蓮如について、かなりの評価をなさり文献などで著しておられます。

いずれ、私も「野辺の白骨」になる身です。

家族がいる、また家族に支えられて生きながらえている我が身を、真摯に振り返させられるひと時でもありました。

ご冥福をお祈りいたします。
合掌!

画像

●追記
その信用金庫に電話したら、倒れたのがその信金(二日町支店内)だったそうです。表で奥さんが自動車に乗って待っていらしたとのこと。
「新年の挨拶」で訪問し、12時ごろ倒れ、救急車で運ばれ、1時45分お亡くなりになっています。病院(東北大学附属病院)もすぐ近くなのです。
別の、共通の友人にも電話しましたが、たいへん驚いて「すぐに駆けつけた」とのことでした。

070113sat.

—–

疲れちゃった!



Posted in く・ぶろぐ (旧) blog before by kubox on the 1月 15th, 2007

今朝、新聞(地方紙)を午前4時半に読んでいたら、知人の公認会計士が逝去の「死亡広告」が出ていてビックリしました。
享年50歳を越えたばかりの、働き盛りの年齢です。

昨年年末の、信用金庫の忘年会でご一緒させていただきました。
彼は、元気に「乾杯の発声」をなさっていました。
古くからの知人です。

東京大学文学部卒で、公認会計士になられた経歴の方です。岳父は、元 石巻市長です。

新春の「東京六大学の会」でも、毎年お会いしています。

死因は、『胸部大動脈解離』とあり、一昨日(10日)午後1時42分とあります。

存命不定です。

そういえば、昨年1月25日にガンで逝去した(丁度1年ほど前ですね)高校の同級生の一周忌が、27日に行われると、遺族から連絡がありました。法要へのお誘いをいただいていました。

彼も、一昨年12月初めに当職の事務所に来て、私に「おれは、ガンなんだ。あと1年は行きたい。その1年でこの世の残務処理をしたいから手伝ってくれ」と言われていました。

それから1年どころか、1ケ月ほどで他界されたのです。

昨日は、事務所スタッフのミスでトラブルとなり、山形まで高速道路で行ってきました。たいへんなストレスです。

まだ、解決していません。

かなり疲れているのかな?
自分も、気をつけなくっちゃ。

地方紙をとっていると、月に4-5人の友人知己の「死亡広告」を拝見します。

参席できなくても、香典と弔電は差し上げるようにしていますが、どうも葬儀は苦手です。

逆に、結婚式へのお招きは、大歓迎です。
はりきって参加します。

生き続けていると、辛いことも多くあります。
それらを乗り越えて、歯をくいしばって、気を取り直して生きていくということが、早世される友への「鎮魂歌」なのでしょうか?

そういう私も、かなり疲れているという実感です。

070112fri.

—–

« 前ページへ次ページへ »